間違ってもゴルフやれ、趣味持て、地域で友達を作れというような「ノウハウ本」、子の生き方をするべきだという「説教本」を読んではいけません。時間の無駄であり、燃え尽き症候群には逆効果です。
燃え尽き症候群から抜け出すには、自分の持っている知識、技術が「人の役に立つ」と感じることが重要です。つまり「認知の切り替え」です。「君はどう老いるか」はその切り替えのきっかけになる本です。
人間の人生には「使命」が与えられています。宗教関係なく、誰にでもです。つまり「生まれて来た意味」です。しかし気づかない人が多いのも事実。でも「使命」は人生のどこかで、あなたに気づいてもらうのを待ち続けています。
気づくためには「頭の構造を切り替える」「認知を変える」ことが必要です。つまり頭を真っ白にして、サラリーマン人生で得た知識、技術を棚卸するのです。それを使って手伝ってもらったら助かる人はいませんか。
たとえば営業職なら資金繰りに困っている里親協会のために企業を回って寄付金を集めるのはどうでしょう。事務系のプロなら、少ない人員で回しているヘルパーステージョンの事務を一手に引き受けたらどうでしょう。きっと心から「ありがとう」と言われます。それはあなたの肩書や権限などの会社から与えられたものに対する感謝ではなく、あなた自身への心からの感謝です。
あなたは多分、何とも言えない充実感と幸福感を持つでしょう。それこそがあなたをずっと待っていた「使命」なのです。サラリーマン人生40年は、その準備期間だったのです。
しかし何の材料もなく頭を白紙にして考えるのは大変です。そのために「君はどう老いるか」という本を読んでみましょう。
この本は何も教えません。強要もしません。ただ3人の男が、もがきながら自分の「使命」を見つけ、それを心に「どう老いていくか」をレポートした内容です。
しかしゆっくり読んで、自分の場合と重ねると自然に自分が何を持っているか、それを使って何ができるかができるかを考えるようになっているのです。つまり考えるきっかけです。
この「君はどう老いるか」を読み終えた時には、あなたの燃え尽き症候群はきっと回復しているはずです。
3人の男の「使命」との出会いと「老い方」
本の概要
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郷ひろみの場合
郷ひろみは「老いを拒否する」という「老い方」をしています。
そのためにアスリート顔負けのハードなトレーニングをしています。そのどれもが、30代の自分の時と同じルックスとスタイルで、同じ激しい踊りをし、歌唱力を聴かせることで、自分の50~60代の主婦に、自分も若返ったように気にさせるという「イリュージョン」を提供するためです。
つまりそれが彼が思い定めた「使命」で、そのために人生の全てを捧げています。だから「23時間55分は郷ひろみ」だというのです。
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沢田研二の場合
沢田研二は郷ひろみと10年絶頂期が違うだけで、同じようにトップスターでした。
しかし今は「老いを自然に受け入れる」という「老い方」をしています。白髭、グレーの蓬髪、皺だらけの顔、肥満したおなか。しかし曲は「自分の思っていることをストレートにぶつける」ものばかりです。「9条改正反対の歌」をはじめ、東日本大震災のあとは8年連続して、鎮魂のミニアルバムを3月11日に出し続けました。
つまり沢田研二は「自分らしく生きること」によって50~70代の自分のファンにも「自分らしく生きよう」とメッセージを発信し、それを自分の「使命」にしているのです。沢田研二は「老いていくことは美しい」と言っていますが、まるでカーネルサンダースのような姿で、自分の作った内省的な曲を歌っている姿は、まさしく美しくあります。
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「君はどう老いるか」著者の場合
著者はアーリーリタイヤをした後、あることをきっかけに「会社ではそれなりの地位にいて認められていたが、辞めたら肩書も何も残っていなかった。自分は無意味だ」と、多くの人と同じように定年うつになりました。
しかし「使命が自分を待っている」という話を、その提唱者である、アウシュビッツから奇跡の生還をしたフランクルという精神医学者の本で読み、やはり自分の技術と知識を棚卸しました。
すると「自分の意見を発表したいがどうしたらいいか分からない人」を出版という形で助けることと、学歴や職歴の問題で正社員になれず貧困にあえぐシングルマザーの就職支援をすることはできそうだと気づき、出版社と教育会社を立ち上げました。もちろん自分は無報酬です。
しかし今やそれが自分の「使命」だったのだ、と思い毎日自分の得にはなりませんが、誰かの役に立つことに取り組んでいます。そしてこの経験を多くの燃え尽き症候群の人にも伝えようと、今回「君はどう老いるか」を書きました。
少しでも自分の心の中に響く部分があったらぜひ読んでみてください
Access
合同会社カウアンドキャット
住所 | 〒531-0061 大阪府大阪市北区長柄西1-3-22-2313 |
---|---|
電話番号 |
090-4301-0263 |
電話受付時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | なし |
業種 |
出版業 教育研修業 特定募集情報提供事業(51-募-000072) |
設立 |
2022年4月 |
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