「使命」は誰でも持っている。しかし気づかない人も非常に多い。「使命」はあなたが気付いてくれるのを待ち続けている。

のんびり暮らすはずだった定年後なのに、得体の知れない孤独感や焦燥感~それは「うつ」。
病院受診の前にこの本で自分の人生における「使命」を考えてみよう。

会社で送別会、家でも盛大に慰労会をしてもらって、悠々自適の定年後生活だ、と思っていると何だか調子が悪くなることがあります。
もっと寝坊していいのに早起きしてしまい、朝の時間を持て余す。夢中になってできることが仕事以外になくて、いきがいがなくなった。人と会わなくなって刺激がなくなった。給料を稼いでこない自分は家の中でも価値がないような気がする。配偶者との時間が増えたが会話がない。再就職も考えたが、いい仕事がない。誰からも頼りにされず自分の存在の意味がなくなったように思う。通勤がなくなって生活のリズムが崩れ、調子が悪い。
このようなことがストレスになって、心の健康をむしばむのが定年うつです。
定年うつは立派な病気ですから心療内科を受けるのがベストの選択ですが、この程度で病院に行くのも気が引けるし、「心療内科」そのものに抵抗感もあるでしょう。
そういう時に人から「生きがいや趣味を持てばいいんだよ」と聞いて、そういうことの載っている本を読んでみても、一向に調子がよくなりません。当たり前です。ストレスによる定年うつは心の問題ですから、心の持ちよう=認知の仕方を変えなければ、いくらゴルフをしても、近所の人と麻雀をしても、カラオケ大会に出ても、その瞬間は気が紛れたとしても根本が変わっていませんから、すぐにまた調子が悪くなります。
そういう時は本を読みましょう。と言ってもノウハウ本はダメです。一方的な価値観を押し付けてくる「定年後はこうあるべき」というお説教本はもっとダメです。ゆっくり自分の人生を振り返ってみて、自分の会社人生の中で得た技術や知識を棚卸しできる、「考え方」を変える、「脳の構造」を変える、つまり「認知を変える」きっかけになる本を選びましょう。
それこそが実はあなたが40年のサラリーマン人生で獲得したものです。それを使って他人の役に立ってみる方法を考えましょう。
たとえば経理の知識があったら小さな介護ステーションの会計係になってみる。営業が得意技なら資金調達に苦しんでいるNPOの営業マンとして協賛金を集めてみる。マーケティングが得意なら小さな講習会ができないか町の商工会議所に相談してみる。など何でもいいのです。ただし全て「無報酬」でしなければ仕事になってしまうので意味がありません。
以上のような「自分が役に立つ経験」「人からお礼をされる経験」を一度してみると、気づくでしょう。「サラリーマン人生40年は、もしかするとこのことをするための準備期間だったのかもしれない」。それこそが実はあなたの「使命」かもしれません。
それは生まれた時から人生の中に用意されていたものです。宗教ではありません。強いて言えば「運命の人」のようなもので、あなたに見つけてもらうために、何十年もそこで待っていたのです。
あとはその「使命」を果たすために、できそうなことをいろいろしてみるだけです。その時あなたの「定年うつ」は消えているでしょう。
ポイントは「頭の認知を変えてくれる本」を読むことです。それがたとえば本書「君はどう老いるか」です。定年後、どうにもすっきりとした人生が得られない場合は、ぜひ一度手に取られることをお勧めします。

「定年うつ」とは何か。克服するには。

ノウハウ本では答えを得られない


  • 「定年うつ」の症状

    「定年うつ」には以下のような症状があります。


    ・寝つきが悪い。あるいは夜中、早朝に起きてしまい、そこから寝られない。
    ・ものを食べる気がしない。
    ・やる気ができない。むしろ焦燥感、孤独感を持ってしまう。
    ・お酒やパチンコなどで空白の時間を埋めようとしてしまう。
    ・定年以降、「結局自分は何者でもなかった。ひとかどの人間になったつもりだったが、会社あってのものだった」と無力感、脱力感に苛まれる。
    ・社会に自分が必要とされていないと思う。自分は無価値だと思う。


    このような感情が生まれていたらそれは「定年うつ」の可能性があります。

  • 「定年うつ」の治療法

    うつは「心の風邪」ですから誰でもかかる可能性があります。特に先ほど書いたようなストレスを日常的に感じていたら、発症する可能性が高いです。自然と治る人もいますが、一歩間違うと命に影響のある病気ですから心療内科を受診するのが1番です。
    しかし「心療内科」受診の敷居が高い人も多いでしょう。
    そういう時には、ここでご紹介した「君はどう老いるか」などの「認知を変える本」を読んでみましょう。

    繰り返しになりますが「ノウハウ本」は非常に表層的な内容ですからおススメしません。「人生は●●から!」というような威勢のいい「生き方指南本」は一方的な価値観を押し付けられるだけですからもっとダメです。

    そもそも、「定年うつ」の元となっているストレスも、定年前の状況や仕事や得意なことも違うのに、一律の「こうしなさい」という内容が自分にフィットするわけがありません。
    大事なのは、「自分の認知を変えること」です。自分には何もないと思っていたけれど、実はこれができるじゃないか、と「負」あるいは「ゼロ」が実は「正」だったと気づくことです。

    しかしそれは自分の頭と心の作業ですから、押しつけ本ではなく、そのようにゆっくり自分を振り返れるきっかけになるような本を選びましょう。

  • 「君はどう老いるか」の内容

    先ほどからご紹介している「君はどう生きるか」はその「認知を変える」きっかけになる本です。
    内容は沢田研二、郷ひろみ、そして平凡な人間を代表して著者自身、が自分の「使命」をどう見つけて、どのように「老い」を生きているか、という三者三様の姿を紹介しているものです。
    ですから「これが正しい」という答えは載っていません。ただそれぞれの人間の本質にずばり切り込んだ内容ですので、自分の時はどうだったのか、とゆっくり自分の会社人生を振り返ることができるでしょう。
    そしてうまくすればそれをきっかけに自分のことをずっと待っていた「使命」に気づくかもしれません。そこからあなたの本当の「生まれてきた理由」が明らかになり、何をこの世に残すべきかもわかるのです。

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