郷ひろみは「老いない」という「老い方」を選んだ。沢田研二は「老いを自然に受け止める」という「老い方」を選んだ。
あなたは?それとも第3の道?
定年後の引きこもりは生きがいを会社にしか見つけていないから。
本当は会社生活は、その後の人生で本当の生きがい=使命を見つけ、果たすための準備期間のはずなのだ。
本当は会社生活は、その後の人生で本当の生きがい=使命を見つけ、果たすための準備期間のはずなのだ。
定年後の人生は20年あります。サラリーマン人生よりは短いですが、最初から経験豊富である分、実質は同じ長さです。それをきちんと受け止めて、引きこもりで生きる人生で果たしていいのか、自分のサラリーマン人生40年にはどういう意味があったのか、という意味で見直してはどうでしょう。
誰の人生にも前もって用意された「使命」があります。サラリーマン40年の経験はその使命を果たすための準備期間だと気づくかも知れません。使命はあなたが早くそれに気づいてくれることを待っています。
それに気づいた瞬間、あなたの第2の人生はより意味のあるものになるでしょう。
郷ひろみは「30代の自分という架空の存在を維持してファンの人生を彩ること」を自分の使命にしています。沢田研二は「老いを自然に受け止めて、その時自分が強く感じる<震災で亡くなった人の鎮魂>などのメッセージをアルバムとして作り続け、歌い続けること」を<ジュリー>の使命にしています。だから「老い」への対し方が正反対の2人ですが、「終わった人生」を生きなくて済んでいるのです。
あなたにも前もって用意された使命が必ずあります。それを探そうと思う人は、まず参考にこの「君はどう老いるか」を読んでみてはいかがでしょう。
「君はどう老いるか」のテーマである「使命」とは?宗教?
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最初の提唱者はナチスの強制収容所から奇跡の生還を果たした人物
「誰の人生にも使命が待っている」という考えは、ドイツ系ユダヤ人の精神医学者であるフランクルという人物が提唱し始めました。
それは彼自身が死の淵ギリギリから生還して、自分がなぜ生き残ったのかを考えた時に、まだやらなければならないことがあるから、という結論に達したことに発しています。
しかし彼は言います。「使命は特別な人間にだけ用意されているのではない。全ての人に用意され、その人が自分の使命に気づくのをずっと待っているのだ」と。
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筆者自身が自分の40年のサラリーマン人生に価値がないと思っていた
「君はどう老いるか」の作者・丹波りん太郎がそうでした。55歳で早期退職をしてのんびり暮らしていた頃、ある不振企業の話を友人としている時に「何をすればいいか見えている会社だったらコンサルで入っても楽だろうな」という発言に、友人から他意はなく「でも君には肩書がないじゃない?」と言われ、衝撃を受けたのです。
実にその通りなのです。MBAを持っているわけでも、大企業の役員だったわけでもなく、弁護士、中小企業診断士などの資格を持っているわけでもありません。
要はただ40年、マーケティングと人材開発の経験を積んだだけの「何でもない」人間だったのです。彼はそのことに衝撃を受け、引きこもりになりました。
しかしある時偶然フランクルの著書を読んで「誰の人生にも使命がある」と読み、自分のスキルを棚卸したのです。すると自分にはマーケティングと人材開発のスキルと経験があると気づきました。そして世の中にはそのスキルが無くて困っている人、そのスキルがあれば成功できる人がたくさんいることにも気づき、「この40年のサラリーマン人生は実は、人の夢の実現を助けるという『使命』を果たすために、その2つを身に付ける準備期間ではなかったのか」とまさに天啓を受けました。
そして早速、自分の考えを世に示したいがどうすればいいか分からない人のための出版支援サービスの会社と、学歴や職歴がないため貧困に苦しんでいる女性の正社員就職を手伝い1人でも貧困から救う、という会社を立ち上げました。
そのように誰でも、ある日突然、自分の「使命」に気づくことがあるのです。だからむしろ引きこもるならその間に、自分の自分の能力の棚卸をするべきなのです。 -
「宗教本」でも「ノウハウ本」でもありません
このように書くと宗教がかっているように感じるかも知れません。
しかし私はパーフェクトな無信仰者です。従ってこの本は「宗教本」では全くありません。
あるいは定年後の人生の指南本として「友達を作れ」「恋愛をしろ」「趣味を持て」などと得々と説くノウハウ本でもありません。
ただ「考えるきっかけ」を提供するだけの本です。
これを読んで「使命」に気づく人もいるでしょうし、最初から構えてネガティブに読めば何も気づかないでしょう。
しかし少なくとも、郷ひろみと沢田研二の人生を解析し、一方で自分の経験を照らし合わせたら、このような「ある人たちが自分の『使命』に気づいた」という本になっただけです。
ですから宗教本やノウハウ本にウソくささや、押しつけがましさを感じているとしたら、そして引きこもりの自分の第2の人生を何とかしたいと思っているとしたら、1回は読んでも損はないでしょう。
あなたが何の与件も持たずに「君はどう生きるか」を読めば、おそらくきっと気づくはずです。あなたに気づかれるのを長い間待っていた「自分の使命」に。
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