60歳過ぎて新しい趣味を見つける、という確率は非常に低い!得意なことで人の役に立つのがベスト!

生きがいはどう探すか?ノウハウ本はNG!
現役時代の仕事の棚卸から!

サラリーマンの時期を時間にすると7.7万時間になります。そしてその後の定年後は何と6.7万時間です。現役時代とだいたい同じだけの時間が残っているのです。
この時間を、ひたすらTVの前でゴロゴロして、妻が3食用意しなくてはならなくて、どこにでも付いて来る可愛くもない大きな「生き物」がいたら鬱陶しいと、たいがいの主婦は思います。ましてや3食とも全部違ったおかずで、主菜と副菜を用意しなければならない、にも関わらず文句を言う、などという状況ならまさしく妻はストレスによって「夫原病」直前になるでしょう。
何より自分自身、6.7万時間をそのように「半分死んでいる」状況で「死ぬまでの時間を待ちながら」生きることに満足するでしょうか。生きている以上活気に満ちた、充実したものにしてほしくはありませんか。
そう思った方はぜひ夫に「生きがい」を探してもらいましょう。
と言っても世の中に出ている「定年ノウハウ本」はおススメしません。そこに載っている趣味を片っ端からやって行って、自分に合ったものを探す、という方式を採った場合、1つしてみて物足りない→次に行く→物足りない→次、という「無限ループ」に落ち込んで、最後は生きがいを探すこと自体嫌になり、「TVの前でゴロゴロ」へ行きついてしまいます。
そうならないように「生きがい」を見つけるためには、最初に「君はどう老いるか」を買って、ゆっくり読みながら、同時に自分のサラリーマン時代に身に付けた「仕事の棚卸」をしてもらいましょう。「大したことはしてない」と思わずに、若い頃から経験して習得したあらゆるスキルと経験を書き出してもらうのです。すると、「君はどう老いるか」の中で取り上げられている男性が「老い」をどう「人の役に立ちながら」生きて行こうか真剣に考えている姿と、自分が重なり合うはずです。そうしてもう1度書き出したスキルと経験を「素直な目で」見てもらってください。すると意外とたくさん経験を積んでいるかも、意外と高いレベルのスキルを持っているかもレベルが高い、ということに気づくでしょう。
そうしたら、そのスキルと経験をどうしたら人の役に立つために使えるかを一緒にゆっくり考えてみましょう。意外と自分が人の役に立てる、ということに気づくはずです。
たとえば営業職で多くの飛び込み営業を経験していたら、「運転資金がなくて困っている」というボランティア団体のために地域の企業を回り、ボランティア団体の活動を説明して寄付金を集めてみたらどうでしょう。名刺が必要なら「ボランティアサポート士」とでも肩書を付け、自宅の住所をきちんと書いておけばOKです(でないとサギだと思われます)。

あるいは信用金庫や保険会社に勤めて保険や年金に詳しかったら「あなたの老後のお金の生活を一緒に立てます」という「老後資金カウンセラー」という名刺で活動すればいいのです。銀行や証券会社はうまいことを言って結局自社の商品を売り込むだけですし、年金事務所は年金以外の「どこの銀行のこの商品がいい」というようなことは絶対に言いません。どちらも資格がなくても無料ですから犯罪にはなりません。
恐らくそれらによって、ボランティア活動がよりうまくできるようになった、老後の生活計画がきちんとできて安堵した、という人たちに、心の底から感謝されるはずです。それはサラリーマン時代に、取引先の担当者から感謝されても実は、「夫本人」ではなく「夫の先にある会社に」感謝していたのとは違って、「夫という裸の人間」への感謝です。それは非常な達成感と、人の役に立った自己承認感を与えるでしょう。
これこそが「生きがい」を見つけるプロセスです。「君はどう老いるか」という本はここにたどり着くまでの、いい地図になるはずです。

「生きがい」とは「使命」のこと

6.7万時間を充実させるために


  • 生きがい=使命

    ここまで「生きがい」という言葉を使ってきましたが、ナチスの強制収容所から奇跡的に生きて生還した、ドイツ系のユダヤ人で精神医学者のフランクルという人は、それを「使命」と名付けています。そしてこのように言っています。


    「『使命』は誰にでも必ず人生から与えられている。ない、という人は気づいていないだけだ。『使命』はあなたが気づいてくれるのを人生の途中でずっと待っている」


    つまり先ほど挙げた「自分のスキルと経験を棚卸する」というのは、自分の「使命」に気づくまでの1つのプロセスなのです。

  • 使命=ノーストレス

    「使命」には仕事と違ってストレスもありません。なぜなら使命は誰かに「命じられてすること」ではないからです。

    自分で気づき、自分で始め、自分で方法を考え、よい成果も悪い結果も全て自分の責任です。

    加えて、そこからの収入は生活上全く必要ありませんから、ストレスが仮にあったらそれを我慢しながら続ける必要がありません。

    上司の余計な指示を聞きながらしたり、自分の人生観と一致しないのに業務方針だから我慢して行う、ということがないのです。
    自分の思う通りに、したいことをすればいいのです。

  • 人の役に立たなくてもいいのか

    生きがいと使命を比べたら、「生きがい」という言葉の方が範囲が広いです。自分だけのためにすることでも「生きがい」は入ります。もちろん定年後を充実させるためにはそれを選んでもよいでしょう。

    しかし先ほどのステップに沿って考えていくと、自然に「人のためになること」に行き着きますし、どちらかを選べと言うならぜひ「人の役に立つこと」にした方がいいでしょう。
    なぜならその方が「自分の行為によって自分以外にも幸せになる人が生まれる」「自分のためだけにする生きがいよりも、人のためにする『使命』の方が断然満足感が高いから」です。
    ただし「生きがい」=「使命」を探すことは、ノウハウではありません。

    1+1=2ではないのです。

    なぜならそれは、仕事の棚卸をして、その時頑張った自分を思い出した時に頭の中で化学反応が起こって「これを使って人の役に立ってみよう」と「気づく」ものだからです。

    ですから「定年ノウハウ本」ではなく、同じように苦しんで「使命」にたどり着いた3人の男をルポルタージュした「君はどう生きるか」という本が、ゆっくり、考えながら読むのにはふさわしいのです。

定年後に家でゴロゴロしている夫を生き生きさせたいならぜひご一読ください

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